天台宗 医王山

東光寺 墓所苑

埼玉県桶川市川田谷1176

開山が藤原氏台頭の時期まで遡る歴史ある古刹。


開山は約1200年前、天長6年(829年)の頃と伝えられている。慈覚大師円仁が泉福寺創立時に宿坊として東光寺と西光寺の二つの寺を建立、その際二体の不動明王を刻みそれぞれ一体を安置した。その後今から約300年程前の明和2年頃、関東地方を中心とした農民の暴動「助郷反対」が勃発、多数の死者が出た。東光寺近隣の名主である高橋甚左衛門宅も被害にあったが、甚左衛門の子である甚八は仏の供養のため出家し、名を常禅と改め、川田付近に阿弥陀如来を建立し東光寺を第一番札所としたと伝えられている。明治14年4月に両寺は併合され東光寺のみとなり、不動明王像は二体とも東光寺に安置されている。