曹洞宗 金井山
宗源寺 墓所苑
埼玉県狭山市笹井455市指定文化財の宝冠釈迦如来坐像が安置されています。
寺伝は残されていないが、伝承として宗源庵という草庵があり、弘法大師作といわれる木造の地蔵菩薩が安置されていたとのこと。 開基は、文禄・慶長年間(1592~1615)当時の領主徳川家の臣・土屋三郎右衛門尉昌吉、土屋治左衛門の2家によって、堂宇が建立され、龍穏寺第16世鶴峯禅師によって開山。 本尊である木造宝冠釈迦如来坐像は市指定文化財。釈迦如来はふつう、頭はイボイボの螺髪で中央に盛り上がった肉髻があり、衲衣をまとう姿をしているが、この釈迦如来は宝冠を戴き、瓔珞と呼ばれる胸飾りを着けた菩薩形に造られている。 製作年代は、本堂を改築する際に発見された木札の墨書銘から、宝暦12年(1762)4月8日であることが判明している。